廃車が買取できるしくみ
今回は廃車になるようなクルマをなぜ買取できるかお話します。
インターネットが発達する10年くらい前までは古くなったりエアコンが壊れたりして廃車にしようとするとディーラーや中古車屋に廃車手数料を払って引き取ってもらうのが当たり前でした。
ディーラーや中古車屋 は廃車手数料と称した1万円から3万円程度のお金をお客からもらい陸運局で抹消登録をしてさらに解体屋さんに販売しお金をもらっていたのです。陸運局での手数料は数百円ほどしかかかりませんので儲けはで4万円から10万円くらいになります。
車検が長く残っていたり程度がいい場合は解体ではなく再販して儲けはさらに上がることも考えられますしね。このようにインターネットが普及していないころは中古車屋はぼろ儲けをしていたのです!
良くも悪くもインターネットの普及によりこうした部分がすべて明らかになってしまいました。今ではお客様にきちんと説明する中古車屋が生き残っていくと思います。
本題ですが、廃車をお客様から買取り解体屋さんに販売しても利益がでるということです。(昔のようにぼろ儲けはできませんが)また多少ボディーが凹んでいたりエアコンが壊れていても海外で人気があるクルマは輸出で利益がでる場合もあります。
業者オークション自体が落札されないクルマを買い取ってまとめて解体屋に販売しているところもあります。北京オリンピック開催前は落札されないクルマを最高で10万円弱で買い取っていた業者オークションもありました。
解体屋さんは排気量が大きいほど高く買取してくれます。これはエンジンが大きいほど金属がたくさん使われているからです。また、ホイールにアルミを履いている場合はプラス査定をしてくれるところもあります。